お知らせ

2021年02月01日
コラム

働く女性のキャリア心理学vol.12

“ポジティブに未来を創造するキャリアデザイン”

こんな時代だからこそ“夢見ることを大切に

連載コラムが今回で終了します。読者の皆さまありがとうございました。コラムの前半は「ポジティブ心理学」、後半は「キャリア心理学」でしたので、最後に2つをリンクさせたいと思います。

キャリア心理学者のハリー・ジェラットは、不確実な時代だからこそ「未来をポジティブにイメージすることが重要」と言っています。私の教え子のRさんは今、米国の大学院で照明の勉強をしています。大学時代の彼女はいわゆる落ちこぼれぎみの学生で、勉強に興味がもてず、英語もひどく苦手でした。しかし彼女は無謀なほどの楽観性と野望を武器に、何と2年後に大きな夢を実現させたのです。

ポジティブ心理学の研究テーマに「ポジティブ幻想」(自分の能力などを楽観的にゆがめて認識する能力)というのがありますが、まさに彼女はその典型例です。ジェラットが言っているように、未来は既に決まっているわけではありません。未来は創造され、切り拓かれるものだからです。読者の皆さんも、「ポジティブ幻想」を試みてはいかがでしょうか。

Q1:10年後の“生き生きして幸せそうな自分”をイメージしてください。そのときに、自分が幸せな理由を5つあげてみましょう。

Q2:10年後の幸せな自分に向かって、行動プランを立てましょう(できるだけ、これまでしたことのないことに挑戦しましょう)。

 

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