2020年08月01日
コラム
働く女性のキャリア心理学vol.6
“仕事に満足する人、しない人”
仕事への満足感は、比較的安定した個人の特性といわれています
今年の春に職場を変わった知り合いの例です。新しい職場は誰もがうらやむ知名度の高い会社で、本人も希望して転出しました。しかし彼女は、「前より給料が悪いのよ…」とグチをこぼしています。そういえば彼女、以前からいつも不満な点ばかりを挙げていたことを思い出しました。
最近のキャリア心理学の研究によれば、「職務満足感は比較的安定した個人の特性である」といわれています。個人の職務満足の変化を長期にわたって、職務満足は変化前のレベルと大きく外れることはなく、比較的一定していたのです。そして、仕事への満足感は、「主観的幸福感」(自分が幸せだと感じる程度)と相互に強く関連していることも明らかになっています。
このことから、仕事への満足感が幸福感を高めるだけでなく、幸福感を高めておくことが仕事での満足感や充実感を高めることにつながるといえそうです。
主観的幸福感尺度
半分以上の項目に当てはまれば、あなたの幸福度はOKです。幸福感を高めれば、仕事満足感もアップ!
- 人生を面白いと感じる
- あまりイライラしない
- 将来のことはあまり心配しない
- 困ったときは誰かが助けてくれる
- 深刻な悩みがない
- 仲の良い友達がいる
- 人生はおおよそうまくいっている
- 困難にも勇気をもって立ち向かえる
- 人生には意味があると感じる