お知らせ

2020年06月01日
コラム

働く女性のキャリア心理学vol.4

“入社3年目の危機”

なぜ入社3年目に会社を辞めたくなるのか?

“753現象”をご存知でしょうか。中卒者の7割、高卒者の5割、大卒者の3割が、入社3年以内に最初の職場を辞めてしまうことを表します。この現象を組織コミットメント(会社への一体感、仕事への自己関与)という点から考えてみましょう。

多くの人は入社時には、新鮮な気持ちで会社の一員として頑張ろうと思うものですが、仕事ができるようになるにつれて、逆にコミットメントが低下し始め、3年目ごろには最低レベルになるというデータもあります。

つまり、多くの人にとって3年目は会社が最も嫌になる時期のようです。その理由として、3~5年くらいは“中だるみの時期だから”という説や、そのころに、“会社への疑念が高まるから”という説があります。しかしその後、仕事の本当の面白さや、会社の良いところは見えてくる人が多いので、そういう充実感を味わう前に会社を辞めてしまうのは、キャリア理論からいうととても損なことです。

仕事の面白さがわかるのは、意外に時間がかかるのです!

 

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